キミと出逢ったクリスマス
「えっ??」
驚きのあまり、開いた口がふさがらない。
渚が、私を好きだって認識していいの?
渚の顔を見るとほんのりと赤く染まっていた。
本当なんだ…。
「渚、私も好きだよ。渚のことが…幼馴染としてではなくて、恋愛対象として、ずっと好きだった…。」
「千紗…。」
「だから、これからはもっとずっと傍にいてください///」
精一杯の自分の気持ちをありのままに伝えた私。
言った後に恥ずかしくなってしまう。
「………。」
「…渚?」
やっぱり、私の聞き間違えだったのかな…。
不安にかられる。そうして、自然と俯いてしまう。
でも、それは違った。
「千紗。」
「っ!?」
名前を呼ばれて顔をまた上げると、
渚にキスをされた。
「ここで、キスしていいって知ってるだろ?」
渚が指差す方を見るとあった。
「ヤドリギ…。」