キミと出逢ったクリスマス
クリスマス前日。
ピーンポーン
家のチャイムが鳴る。
「はーいどなたです…」
言う途中で口を閉じる渚。
「渚、今までごめんね?あんなことで泣いて…。」
家に来たのはまぎれもない千紗だった。
「そんな…俺が言ったのがいけないんだし…。」
「ううん。それでも、私がいけないの。仲直り…してくれる?」
「勿論だよっ!」
仲直りの印しとしてか、2人で手を握る。
『千紗ー!早く出かけるわよー!』
「はーい!渚、これからもよろしくね?また明日公園でねっ!」
手を振って走り去る千紗。
「プレゼント…どしようかな?」
一人考え込む渚。