キミと出逢ったクリスマス


11年後…

「ねぇ、このネックレスやっぱりかわいいよね!」

千紗が見せるのは、

星と羽のネックレス。

「そうだな。」

「サンタがくれたの!ほんと、誰がくれたのかなぁ?」

「そんなネックレスくれるなんてセンスいいな。」

「そうだよね!ありがとね?渚。」

「………はっ!?」

驚いた様子の渚。

「えっ、だってこれって渚がくれたんでしょ?」

「いやいや。知らねぇよ…。」

真顔で言う渚に納得したか、

「そうなんだ…。じゃあ本当に誰だろう。」

考え込む千紗。

「秘密のサンタさんだよ、きっと。だから正体なんてわからないんじゃね?」

「秘密のサンタかぁ。そうかもね♪」

嬉しそうに歩いていく千紗。

その後ろで必死に笑いを隠す渚がいたのでした。

END
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