キミと出逢ったクリスマス
「そうだね。
私たちみたいに、
前世の記憶を持った人たちが
いるのかな…。」
「いるんじゃねぇ?
きっといるよ。」
「じゃあその人たちも幸せになれるといいねっ!」
「そうだな。」
ふいに芽衣が立ち止まる。
「芽衣?」
「尚、ありがとね?
尚が大好き。
これからも、大好き。
だからずっと傍にいてね?」
顔を真っ赤にして言う芽衣は、
尚にとってかけがえのない思い出となった。
「芽衣、俺は愛してる。
これからも、
ずっと芽衣の傍にいる。
もう、誰にも邪魔されない。
だから、これからもよろしくな。」