キミと出逢ったクリスマス
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芽衣へ
俺のこと、覚えてる?
きっと、わからないと思う。
でも、読んで、もし…
何かあれば明日の夜7時、俺が手紙を渡したベンチに来てほしい。
今日、芽衣とぶつかった時、
やっと逢えたと思った。
何年、待ち続けていたのだろうと。
でも、芽衣は俺のことをなんとも思っていない感じだった。
悲しかった。
ただの、俺の幻想だったのではないかと…
何年も思い続けて気持ちは無駄だったのかもしれないと…。
芽衣がわかっていなかったから。
でも、神様は見捨てなかった。
たまたま入った店に、芽衣がいたのだから。