萌恋!
【青沢真一】
授業が始まり、周りの人たちは誰1人話すことなく、授業に集中していた。
「え~ここは~ここを解いてから……」
ハゲ散らかしてる先公が、熱心に教えている。
んなことより……
あの女…マジでうぜぇ……
のこのことついてきて、俺の1人の時間を邪魔しやがって…
うぜぇ……
なにもかもがうぜぇ……。
先公も
親も
周りの人間も
そして…あのつきまとってくる女も…
マジでうぜぇんだよ!!!
俺は自分の机を蹴っ飛ばした。
それだけで俺は注目の的になる。
「青沢!!」
ハゲ散らかしてる先公が、俺の所に来る。
「授業中だぞ!!周りのことも考えろ!!」
周りのことを考えてねぇのは、てめーらの方だろ。
「今すぐ机を戻せ!」
うぜぇ……。
周りの視線が冷たいのを、ずっと前から気づいている。
俺が邪魔なんだろ?
俺は席から離れて、教室を出た。
「青沢!!どこ行くんだ!!」
誰が答えるかっつーの。
てめーだって俺がいなくて、せいせいしてるくせに。
言葉だけのクズな人間だな。