萌恋!
こういう時に限って、時間が進むのって遅い。
早く…柊様に会いたい
青沢に会いたい……
廊下を見てみる。
青沢通らないかなぁ……
青沢の姿を見たら、真っ先に会いに行くのに。
まぁ…アニメみたいに都合よく現れるはずがない
現実はそう簡単にはいかないんだ。
廊下を普通に、青沢が歩いていった。
……ん……?
あらら?今歩いていったのは、青沢ではありませんか。
私は笑顔になる。
にゃはは~!奇跡ってあるもんなんだね~♪
ん?偶然か?それとも運命?
乙女なら運命だと思うべきだよね!
私は頷いた。
って………
そんなこと言ってる場合じゃな~~い!!
教室を飛び出した。
「おい!菊地!!」
先生の叫び声が聞こえたけど、そんなのどうでもいい。
青沢に向かってひたすら走る。
「青沢~~!!」