萌恋!
走り疲れた私と青沢は、結局歩きはじめた。
「なんでおまえはいつもついてくるんだっ!!」
青沢に毎日言われる言葉。
「好きだから♪」
「うぜぇ…。」
この会話もいつも通り
告白されたというのに、この冷たさ!
あぁ~~キュンキュンしちゃう~~!!
青沢が急に立ち止まり、私も一緒に立ち止まった。
「いっつもいっつもうぜぇんだよ!」
「いっつもいっつもその言葉聞いてるよ♪」
私が笑顔で言うと、青沢がつっこんだ。
「てめーがいつもついてくるから、同じこと言うようになっちまうんだろ!?」
「そだね。」
青沢が困ったように自分の髪をくしゃくしゃさせる。
その仕草もかっこいい!
こんなに近くでかっこいい仕草を見れる私って…幸せ者だな…!
もう……24時間ずっと一緒にいたい!!
あ……そうだ!!
私はいいことを思いつき、青沢の腕を掴んだ。