萌恋!
いつものように1人でゆっくりできる所を探す。
最初に学校近くの公園に着いたが、小さい子供達が遊んでいた。
うぜぇな……
鬼ごっこをして遊んでいたり、遊具を使って遊んでいる子供達
こんなところじゃあ1人でいられるわけがない。
他をあたるか……
俺がこの公園から立ち去ろうとすると、目の前に俺より遥かに小さい男の子がいた。
「お兄ちゃん誰ぇ??」
泥だらけの小さな男の子が俺に話しかけてきた。
「お…俺?俺の名前は青沢真一。」
男の子がにこにこと笑顔になる。
「真一お兄ちゃん!一緒に遊ぼ?」
お兄ちゃん……
何年ぶりに「お兄ちゃん」と呼ばれただろうか。
「あぁ、いいよ。」
「やったぁ!」
男の子が元気に走り回りだした。
本当は1人で空を見ていたかったけど、ほっておけなくなる。
たまにはこういうのもいいか……
俺が男の子を追いかけようとすると、お母さんらしき人が来た。
「ゆう!なにをやっているの!!」