萌恋!




おっさんが笑みを浮かべる。





「そろそろ降参かい?」





「なんだそれ?それはおまえらが言うべき言葉じゃねぇの?」





青沢が腕の縄を解きながら言うと、おっさんが額に血管を浮かべた。





「そろそろ我慢の限界だぞ?あぁ?」



「だったら来いよっ!!いちいちうぜぇんだよ!!」





青沢が足の縄は解かずに立ち上がった。





「ちょ!足の縄も解いてよ!」



「それぐらい自分でやれ!!」





冷たく言い放つ青沢、うん!いつも通りにかっこいい!





私は気分を弾ませながら、足の縄を解いた。





「おい、変態。」



「ほえ?」



「1ミリたりとも俺から離れるな。」





マジで?!!





私は青沢に言われた通り、青沢に抱きついた。





「了解ですっ♪」



「そういう意味じゃねぇよっ!!」





青沢が私を振り払う。





「なんでそうなるんだよっ!!」



「だって~…」





私が言いかけた途端に、鉄パイプを持った男が青沢に襲いかかった。





「青沢!!」





しかし青沢は鉄パイプを掴み、そのまま鉄パイプを引いて、腹にパンチを入れた。





< 48 / 84 >

この作品をシェア

pagetop