萌恋!
おっさんが笑みを浮かべる。
「そろそろ降参かい?」
「なんだそれ?それはおまえらが言うべき言葉じゃねぇの?」
青沢が腕の縄を解きながら言うと、おっさんが額に血管を浮かべた。
「そろそろ我慢の限界だぞ?あぁ?」
「だったら来いよっ!!いちいちうぜぇんだよ!!」
青沢が足の縄は解かずに立ち上がった。
「ちょ!足の縄も解いてよ!」
「それぐらい自分でやれ!!」
冷たく言い放つ青沢、うん!いつも通りにかっこいい!
私は気分を弾ませながら、足の縄を解いた。
「おい、変態。」
「ほえ?」
「1ミリたりとも俺から離れるな。」
マジで?!!
私は青沢に言われた通り、青沢に抱きついた。
「了解ですっ♪」
「そういう意味じゃねぇよっ!!」
青沢が私を振り払う。
「なんでそうなるんだよっ!!」
「だって~…」
私が言いかけた途端に、鉄パイプを持った男が青沢に襲いかかった。
「青沢!!」
しかし青沢は鉄パイプを掴み、そのまま鉄パイプを引いて、腹にパンチを入れた。