萌恋!
相手は無言のまま倒れこんだ。
す……すごい!!
次々と男たちが青沢に襲いかかるが、軽々と倒していく。
その姿が柊様と重なり、見とれてしまった。
柊様だ……
臆さない心、仲間のために戦う姿
すべてが柊様と当てはまる。
ドクン…
好きな気持ちが爆発しそうだよ……
私がそう思ってると世界が揺らいだ。
な、なに!?
首をおっさんに抑えられ、ナイフを突き付けられる。
「いいのかな~♪それ以上動いたら、この子猫ちゃんの首がいっちゃうよ~?」
青沢が私の状況に気づく。
「おまえ!なにやってんだよ!」
青沢が全員倒したのに、私のせいでまた危機的状況に戻ってしまった。
「ナイフで自分の首を切れ。」
首を切る……?!
「そんなんじゃ、青沢死んじゃうじゃん!!」
「そうだね~子猫ちゃん♪でもね~あの子が首を切らなかったら、子猫ちゃんが死んじゃうんだよ~?」
首を切らなかったら私が死ぬ……
首を切ったら青沢が死ぬ
青沢が汗を落とした。
「私なら死んでもいい……。」
「なに言ってんだ!おまえ!!」