萌恋!
「青沢が死んだら!私!死ぬぐらい悲しいもん!!」
青沢が呆然としながら私を見る。
「青沢が死んだら……またつまらない現実に戻っちゃう!!もうあんな日常…嫌だよ!!」
おっさんが部屋中に響くほど笑いだした。
「はっはっは!!君は深~い愛情をもらってるね~♪っていうことは、子猫ちゃんは死ぬんだな!」
おっさんの腕を見る。
「簡単に死ぬわけないでしょっ!!」
おっさんの腕に噛みついた。
「なっ!!!」
おっさんが怯んで、掴んでいた首を離した。
「ナイス変態!そのまましゃがめ!!」
青沢が落ちていた鉄パイプを拾って、おっさんにめがけて投げた。
「きゃあ!!」
私は反射的にしゃがみこむと、見事におっさんの顔面に当たった。
「がっ……。」
そのまま鉄パイプと一緒に倒れこんだ。
えっ………
「ふーーなんとかなったなー。」
青沢が緊張の糸が外れたかのように座りこむ。