萌恋!
退屈な学校が終わると、私は走って帰った。
柊様に会える!
やっと…会えるよ…!
家に着くと、真っ先に自分の部屋へ向かった。
バックを乱暴にベッドへと投げ捨てると、ゲームを取り出す。
あぁ……楽しみだな~!
ゲームのコンセントを入れてる間にも、柊様が載っているポスターを見ていた。
やっぱり私には…柊様しかいない……
ゲームが始まると、すぐにゲームの世界へ入りこんでしまった。
オープニングに柊様が出た瞬間、心臓が跳ね上がる。
かっこよすぎるっ……!!
柊様が、いつもの不敵な笑みを浮かべる。
「きゃ~!!」
1人っきりの部屋で叫ぶ自分。
おかしいのはわかってるんだ。
でも……
気持ちが抑え切れないんだもん……
これが恋なんだろうな……
いつものように柊様を使って、ゲームを進めていく。
強くて…かっこいい……
絶対に現実になんていない
私は理想が高いから、好きな人ができないのかな?
…違う……
きっと一途なんだ……
柊様がいなかったら……私は………
プルルル~
ゲームに集中している最中に、電話がなった。