萌恋!
とにかく変態女に距離を少し置いて座った。
「なんで少し離れて座るの?」
「理由なんてない。」
「じゃあもっと近くに来てよ。」
「めんどい。」
変態女が自分から近づいてきた。
「なんで来るんだよ!」
「青沢が動くの面倒なら、私が動けばいいんだよね!」
変態女は嫌なほどの笑顔で俺に顔を近づける。
あぁ…やっぱりうぜぇ……
「うぜぇ……」
思ってたことを言うと、変態女は大の字になって横になった。
「すごい開放感だね~!!気持ちいい!」
いくら変態でも、ここの居心地の良さはわかっているようだ。
「よくこんな所を見つけられたね!」
「あぁ…まぁな。」
変態女が起き上がる。
「どうやってここを見つけられたの?」
変態女に聞かれた瞬間過去が頭によぎり、思い出さないようにどこかへ押し込んだ。
「大人がうぜぇから、ゆっくり休める所を探してたら見つけた。」
「すごいね!たしかにここならゆっくり休める…。」
変態女は再び横になり、目をつぶった。