萌恋!
俺も横になると、太陽で熱くなったコンクリートが思ったよりも熱く、すぐに起き上がった。
「どうしたの?」
反対に変態女は、なにも知らない子供のように横たわっている。
「おまえ…熱くねぇの?」
「え、全然。」
やっぱりこいつおかしい……
そう思っていると座っているだけでも熱く感じ、立ち上がると変態女がすばやく起き上がった。
「どこ行くの?」
変態女が不安そうに見つめる。
「どこにも行かねーよ。大体俺はおまえの彼氏か!」
そう言うと、変態女が上目遣いで俺を見た。
「じゃあ、彼氏になって!!」
こ、こいつ…やっぱり頭おかしいだろ…!
上目遣いをすれば俺を落とせるとでも思ってんのか?!
そもそもこれは計算でやってるんだろうか……?
どちらにせよ、誰がこんなやつとつきあうか!
「無理。」
まぁ、俺以外のやつに上目遣いをして言えば、簡単に落ちるんじゃねーか?
顔は悪くないしな。