萌恋!




変態女は急いで立ち上がると、俺のもとへと犬のように近づいてきた。





「私、青沢にどんなこと言われても好きだよ!いや…大好きだよ!」





普段から言われてるから、慣れてきたというより当たり前になってきた。





「あっそ。」





いつものように適当に言葉を返したのにも関わらず、変態女はそれでも笑顔だ。





フラれて喜んでるのか?





やっぱり変態としか思えない。





日差しが当たらない影へと座ると、変態女も一緒に座りこむ。





「青沢といれるだけで幸せ♪」





その言葉を適当に流すが、変態女は気にもせずにベタベタとくっついてきた。





「離れろ!気持ち悪いんだよ!」





怒ったのにも関わらず、変態女はまるで聞いていなかったようにベタベタくっついたままだった。





あぁ…もうめんどくせぇ……





反抗する気もなくなり、おとなしく座った。





「青沢…だーいすき♪」





大好き大好きって………





よく懲りずに言えるなこいつも……





俺はなんとなく聞いてみた。





「なんで俺のこと好きなんだよ。」





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