萌恋!




「つまりおまえはオタクってことか…。」



「そうだよ!あはは♪」





気分が良くなったのか、変態女は俺の体を何度も叩いていた。





別にオタクなのはどうでもいい。





顔が周りよりもそこそこいいのにも関わらず、オタクなのには驚いたが……それよりも確信したことがある。





こいつはやはり変態だと。





俺は平常心になるために立ち上がって深呼吸をすると、変態女が俺の顔を覗いた。





「どうしたの?」





変態女が心配そうに俺を見つめる。





こいつは恋愛ゲームのような恋だと思っている





だけど現実は甘くない……





それを教えてやるべきだな。





俺は変態女を強引に引っ張る。





「きゃ!!」





そのまま壁に抑えつけた。





< 74 / 84 >

この作品をシェア

pagetop