萌恋!
「つまりおまえはオタクってことか…。」
「そうだよ!あはは♪」
気分が良くなったのか、変態女は俺の体を何度も叩いていた。
別にオタクなのはどうでもいい。
顔が周りよりもそこそこいいのにも関わらず、オタクなのには驚いたが……それよりも確信したことがある。
こいつはやはり変態だと。
俺は平常心になるために立ち上がって深呼吸をすると、変態女が俺の顔を覗いた。
「どうしたの?」
変態女が心配そうに俺を見つめる。
こいつは恋愛ゲームのような恋だと思っている
だけど現実は甘くない……
それを教えてやるべきだな。
俺は変態女を強引に引っ張る。
「きゃ!!」
そのまま壁に抑えつけた。