萌恋!
「現実は甘くねぇんだよ……」
変態女の耳元でそう言うと、変態女は黙りこんだ。
「俺だって男だっつーの……」
白くて小さな顔と、細くて綺麗な腕と足……体は女として見れる。
俺は変態女のボタンを1つずつ外していく。
「これからすること…いくらおまえでもゲームで知ってるだろ?」
4つ目のボタンを外し、残り1つだけになると、変態女が俺を真っすぐな瞳で見た。
泣くか?騒ぐか?助けを求めるか?
どちらにせよここは誰も来ない、逃げることもできない……
さぁ、どうする?
「青沢にだったらなにされてもいい!」
変態女は笑顔でそう言った。
あまりにも意外な答えでまた唖然とし、抑えつけていた手を離した。
俺にだったらなにされてもいい?
「おまえおもしれぇ!!」
あまりにも予期せぬ答えに思わず笑うと、変態女が不思議そうに俺を見ていた。