萌恋!
「それはあとで!!それより柊様がね~~」
「いや、柊はどうでもいいから…………あっ!!」
急に裕子がバックをあさりだす。
「どしたの?」
「昨日電話で言った、柊にそっくりな人を写メで撮ったの!」
「ふーん……。」
まだ言ってたんだ……
いるわけないって。
「菊地さん!」
いつの間にか隣にいた男の子が、声をかけてきた。
「ふぇ??」
よく見てみると、同じクラスメートの人だ。
「その………」
なに………?
「好きなんです!つきあってくださいっ!」
……はい?
その人の声が教室中に響き渡る。
声…大きいなぁ……。
クラスメイトに聞こえてしまった。
「ヒューヒュー!」
「いいぞー!」
「カップル成立か~!?」
みんな朝からテンション高いなぁ~
…ってあたしもか。
「ごめん、あなたに興味ない。」
「えっ?!?!」
裕子とクラスメイトが驚きの声を漏らした。
え………?
私…なにか悪いこと言った?