王子様じゃナイト!
そこでわたしもようやく顔を上げ、アサギくんを見て挨拶した。
「と、隣よろしくお願いしま………」
むくりと起き上がったアサギくんの顔を見て、わたしはぴしり、と固まった。
ワックスで先を少し遊ばせた茶髪に両耳のピアス。風貌はまさにヤンキーなのだが。
その端麗な顔…すごく、ものすごく見覚えがあるんですが……
「……りょーくん?」
「あ?………え、コト?」
教室に沈黙が流れる。
「「えぇぇぇえぇ?!」」
たっぷり10秒後、教室内にわたしとりょーくんこと、浅木凌也の絶叫が響き渡った。
「と、隣よろしくお願いしま………」
むくりと起き上がったアサギくんの顔を見て、わたしはぴしり、と固まった。
ワックスで先を少し遊ばせた茶髪に両耳のピアス。風貌はまさにヤンキーなのだが。
その端麗な顔…すごく、ものすごく見覚えがあるんですが……
「……りょーくん?」
「あ?………え、コト?」
教室に沈黙が流れる。
「「えぇぇぇえぇ?!」」
たっぷり10秒後、教室内にわたしとりょーくんこと、浅木凌也の絶叫が響き渡った。