王子様じゃナイト!
……と、友達の一人―アキちゃんが急に声をひそめてわたしに言った。
「ほら、初日につっかかってきた子、覚えてる?矢場さんっていうんだけど…」
記憶を辿ると、あの怖い顔した女の子か、と思い出した。
「それで、その人がどうしたの?」
「…なんか、琴子と浅木くんの関係を怪しんでるってさ」
「え?関係なんていっても…」
幼馴染。それ以外に関係も何もないのに…
「甘いわ琴子。女は怖いのよぉ?」
アキちゃんはわざとらしくぶるっと震えてみせた。
それをみてけらけら笑っていると、背後から声をかけられた。
「鈴堂さぁん、放課後ちょーっといい?」
「……矢場さん…いいですけど…」
声をかけてきたのは例の矢場さん。少しばつが悪くなり、俯き加減に返事をする。
「ありがとぉ。じゃあまた放課後ねぇー」
矢場さんはにやりと笑うと、何事もなかったように席につき、メイクを直し始めた
「…琴子、ヤバイいんじゃない…?」
「ど、どうしよう……」
転校2週間目にしてピンチ到来?
「ほら、初日につっかかってきた子、覚えてる?矢場さんっていうんだけど…」
記憶を辿ると、あの怖い顔した女の子か、と思い出した。
「それで、その人がどうしたの?」
「…なんか、琴子と浅木くんの関係を怪しんでるってさ」
「え?関係なんていっても…」
幼馴染。それ以外に関係も何もないのに…
「甘いわ琴子。女は怖いのよぉ?」
アキちゃんはわざとらしくぶるっと震えてみせた。
それをみてけらけら笑っていると、背後から声をかけられた。
「鈴堂さぁん、放課後ちょーっといい?」
「……矢場さん…いいですけど…」
声をかけてきたのは例の矢場さん。少しばつが悪くなり、俯き加減に返事をする。
「ありがとぉ。じゃあまた放課後ねぇー」
矢場さんはにやりと笑うと、何事もなかったように席につき、メイクを直し始めた
「…琴子、ヤバイいんじゃない…?」
「ど、どうしよう……」
転校2週間目にしてピンチ到来?