王子様じゃナイト!
【凌也Side】
「ったく……理性がもたなくなるだろーが…」
俺は自転車を飛ばしながら琴子のことを思い出した。
屋上でつい口走ってしまった告白もどきも、自分でダメにしてしまったし…
アイツも気がついてないだろう。なんせあの性格だし。
「それに……胸、あるっちゃあったんだな、アイツも…」
急カーブを曲がったときに押し付けられた、あの柔らかい感触が未だ背中から離れない。
「っ……思春期の中学生かっての、俺…」
自転車をこぐ足に力が入る。
煩悩を忘れさるため、下り坂を一気にかけおりた。
「ったく……理性がもたなくなるだろーが…」
俺は自転車を飛ばしながら琴子のことを思い出した。
屋上でつい口走ってしまった告白もどきも、自分でダメにしてしまったし…
アイツも気がついてないだろう。なんせあの性格だし。
「それに……胸、あるっちゃあったんだな、アイツも…」
急カーブを曲がったときに押し付けられた、あの柔らかい感触が未だ背中から離れない。
「っ……思春期の中学生かっての、俺…」
自転車をこぐ足に力が入る。
煩悩を忘れさるため、下り坂を一気にかけおりた。