王子様じゃナイト!
わたしの名前は鈴堂琴子。高校2年生。
小学校まではこの町で育った。しかし、父さんの転勤で遠くに引っ越した。
中学と高校1年生までは引越し先にあった中高一貫の女子校に行ってたんだけど、またも父さんの転勤で転校することに。
そして、この町に帰ってきたのだった。
「―……さん?鈴堂さん?」
「…はっ、はいぃ?!」
どうやらぼうっとしていたらしい。
担任の先生だと思われる中年の男性は怪訝そうな顔をしたものの、話を続ける。
「では、ぼくが呼んだら入ってきてください」
「わかりました……」
そう言ってガラガラと教室に入っていった先生。
わたしはぽつんと廊下に取り残された。
小学校まではこの町で育った。しかし、父さんの転勤で遠くに引っ越した。
中学と高校1年生までは引越し先にあった中高一貫の女子校に行ってたんだけど、またも父さんの転勤で転校することに。
そして、この町に帰ってきたのだった。
「―……さん?鈴堂さん?」
「…はっ、はいぃ?!」
どうやらぼうっとしていたらしい。
担任の先生だと思われる中年の男性は怪訝そうな顔をしたものの、話を続ける。
「では、ぼくが呼んだら入ってきてください」
「わかりました……」
そう言ってガラガラと教室に入っていった先生。
わたしはぽつんと廊下に取り残された。