ライラックの香り~that flower`s name~
花が咲きかおる花園。
ここはとある主が使っていた。
手入れはこまめにしてあってとてもキレイな花園だった。
「ふふっ・・・もうおすぐめずらしい花が来るわ。」
主はそれだけいうと紅茶をすすった。
☆
「あー・・・・ここはどこだろう」
迷いこんだのはリトアニア共和国。
バルド海に面した3つの国のうち、南にあるところ。首都のビリニュスだ。
共和国でも景色はキレイ。彼女、リラは感心しながら留学をしていた。
しかし、目的地についたのはいいがホームスティする場所がわからずひたすらリトアニアを迷っていた。
本当は待ち合わせをしていたのだがそれっぽいところについては行ったり来たりしていた。
「あるぇー・・・・どこだろう」
あきらめて最初の駅でベンチに座りながらつぶやいていた。
ハァ、とため息をつくと急に家族が恋しくなってきた。
「お母さん・・・お父さん・・・」
「リラ・ブラッシュさん?」
ふいに上から声がした。優しそうな声音が耳をくすぐる。リラが顔をあげるとそこには少年がいた。
リラと同じくらいな背でにっこりと笑うと天使みたいだ。
愛想がよくてついじーっとみてしまった。
「あれ?ちがった?」
「あっ、ううん!リラです!」
思わずみとれていて返事を忘れていたようだ。
リラは顔を真っ赤にしてうなずくと少年はよかった、と笑う。
「ボクの名前はカルフェニア・ウィルシュルツです。あー・・・長いしウィルって呼んで。」
「あっ、えっ、その・・・待って!」
ここはとある主が使っていた。
手入れはこまめにしてあってとてもキレイな花園だった。
「ふふっ・・・もうおすぐめずらしい花が来るわ。」
主はそれだけいうと紅茶をすすった。
☆
「あー・・・・ここはどこだろう」
迷いこんだのはリトアニア共和国。
バルド海に面した3つの国のうち、南にあるところ。首都のビリニュスだ。
共和国でも景色はキレイ。彼女、リラは感心しながら留学をしていた。
しかし、目的地についたのはいいがホームスティする場所がわからずひたすらリトアニアを迷っていた。
本当は待ち合わせをしていたのだがそれっぽいところについては行ったり来たりしていた。
「あるぇー・・・・どこだろう」
あきらめて最初の駅でベンチに座りながらつぶやいていた。
ハァ、とため息をつくと急に家族が恋しくなってきた。
「お母さん・・・お父さん・・・」
「リラ・ブラッシュさん?」
ふいに上から声がした。優しそうな声音が耳をくすぐる。リラが顔をあげるとそこには少年がいた。
リラと同じくらいな背でにっこりと笑うと天使みたいだ。
愛想がよくてついじーっとみてしまった。
「あれ?ちがった?」
「あっ、ううん!リラです!」
思わずみとれていて返事を忘れていたようだ。
リラは顔を真っ赤にしてうなずくと少年はよかった、と笑う。
「ボクの名前はカルフェニア・ウィルシュルツです。あー・・・長いしウィルって呼んで。」
「あっ、えっ、その・・・待って!」