あなたと私の秘密
「大丈夫ですか?」
あ・・・慎さんだ
「あ・・・あのお話が!」
「ん、なに?」
「さっきはごめんなさい!」
「あぁ、気にしてないよ」
よかったぁ~
「あれ?襲馬は?」
「・・・」
「喧嘩かな?」

コクン
私は小さくうなずいた
「そっか~ じゃぁ僕が慰めてあげよっか?」
「・・・・?」
「ちょっと来て」
私をひょいっと持ち上げると
外に出てバイクに乗せられた

「あの、どこにいくんですか?」
「まぁ、後から分かるって」
・・・?大丈夫かな?

「ここだよ・・・」
ただの公園?


ヴヴヴヴヴッ

慎さんの携帯が鳴った
「あ、襲馬じゃん!どうした?」

え!?襲馬!?

「鞠?あぁ、この子ね・・・返さないし・・・
なんか落ち込んでたよ?あんたのせいだって・・・
だから、俺がもらうから・・・じゃ!」

・・・・襲馬心配してくれたんだ!

ちょっとまてよ?
さっき 慎さん
『俺がもらう』って・・・
えぇ~~!!!

「慎さん・・・どーゆー事?」
「あぁ、俺と付き合ってみない?って事」
慎さんはニコっと笑った
「え、その・・・・」
「やだ?」
「・・・そんなことないですけど」
「じゃぁ、決定!」
・・・うそぉぉぉ~!
「ぢゃぁ、そーゆー事なんで・・・・・・・」
慎さんが私に顔を近付けてきた

私はギュッと目をつむった

「な~んちゃって!」
・・・?
「あはは!キスするかと思った?」
・・・・///
「顔赤いよ?別に俺はいいけど
お前やなそうな顔してたしさぁ~」

私は顔を横に振った
「そんな事ないよ・・・・///」

「ほんとかよ、まぁ、お預けってことで、
学校には迎えに行くから」
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