未定

「ゆうぴそ~~遅れてごめん!」
「いいよ~」
「はちゃもかわいいから許してあげる~」
「ありがとーー」
「沙羅は?」
「もう来るよ!」

一瞬胸が引き締まるような感覚になった・・・

本当俺なんなんだ?

今の俺のこの気持ちって何?

あーーーもう分けわかんなくなってきた・・・

山口とゆうぴそはずっと喋ってるし・・・

あいつ等本当に中1??

目を疑いますけど・・・

「あっ直也~~」
「ん?どうしたや?死ぬ宣言しにきたか?」
「ちげーわ!なんかね直人たち来るって!」
「まじかッ」
「うん!まぁそれだけ」

直人は俺が小5のときに転校してきた。

そのときはよく知らなかったけど今となったら学校で知らない人はいないだろう・・・

直人もモテるしなぁ・・・

今年だけで何回「直人のこと好きぃ」っていう奴の言葉を耳にしたことか・・・

喧嘩は多分この学年で一番だな直人はいや多分じゃなくて絶対!!

「直也好きな人いるや?」
沙羅さん君って子はよく俺が悩んでるときにそんなこと聞けますね。
「いないよ~」
正直じゃない俺・・・
「そっかぁ」

そこからの直人たちが来るまでの無駄話はうけた。
沙羅とはちゃものコンビみたいな喋りかたとかに・・・
おもわず爆笑!

一日がこんな早いとは思わなかった・・・

直人たちが来ても俺が悩んでるのには変わりなかったから・・・

皆になんか相談できないし・・・

だって俺が「俺さ実ははちゃもが好きやんね?」と言った所で皆どうせ「えっ一目惚れ?」とかしか言わないんだろ!どうせ。

分かってますからね?危ない橋は渡らないようにしてるんで・・・

「「ばい~ば~い」」

ばいばいって言ってあげたいけど・・・

俺の中のなにかが邪魔して言えないです・・・







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