未定

山口が帰っちゃったから帰るの一人だぁ・・・

夏は一人で帰りたいけど冬はね寂しいからさ・・・

「ただいま~」
即効でばあちゃんが出てきた。
「おかえり寒くなかった?」
「寒いよ・・・」
いや聞かなくてもわかることね?
「そんな薄い格好で行くから寒いんだわ!」
「わかったわかった」

俺母さんが居ないからばあちゃんが母さん代わり・・・

ちょっと口うるさいけどね。

___10時になって布団に入った。

「おやすみぃ」

はちゃもって俺のことどう考えてるんだろう?

告ったらなんて言われるんだろう?

はぁ~~告る勇気もないのにこんな事考えてもしょうがないな・・・

____・・・・もう朝か・・・

父さん居ないし。

トゥルルルルルル

「うおっ」
いつも電話がなるとびびる。

「はいもしもし栗田ですけど・・・」
「あっ直也?俺俺山!」
俺俺って詐欺かよ・・・
「どうした?」
「お前今日遊べるだら?今日もゆうぴそたちと遊ぶから今日告れよ?」
え~~~~いきなりぃぃ??
「え~~無理無理無理!!!」
「まぁとりあえずお前の家行くからばいばい」
ッツーツーツーツー

・・・俺告るの??

でもいい機会かもな・・・

あ~~でもなぁ・・・

ウジウジするの嫌いだけどこういうときに限ってウジウジしちゃう・・・

どうしよう・・・

「直也~~~~」
あいつ来るの早くね?
「入っていいよ」
「おじゃましま~す」

・・・なにこの沈黙・・・
「直也・・・」
「はいっ!」
緊張して俺敬語になっちゃった。
「告ってね~拒否権ないから」
「がんばります」

なにこの告らなきゃいけないムードは・・・
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