俺様男に心乱れて
私は車を出ると、ふらふらしながらマンションへ戻った。

テーブルに置き放していた携帯のランプが点滅をしていた。

携帯を開くと、亮介さんからメールが来ていた。

『変わりないかい?』

いつもながらの素っ気ないメールに苦笑しながら、『変わりないです』と打って返信をした。

携帯を持ったまま茫然としていると、すぐに賑やか過ぎるメールの着うたが流れ出した。

開いて見ると、もちろん亮介さんからのメール。

『そう? 愛してるよ。おやすみ』


『私も、愛してます。おやすみなさい』

そう返信をして、私はテーブルに突っ伏し、涙を流した。
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