俺様男に心乱れて
番外編
ホワイトクリスマス
ノーザンアイランド社の最上階にある社長室。
藤堂倫子はソファーに深く腰を掛け、ミニのタイトスカートから伸びる艶めかしい脚を、惜し気もなく晒すように組んでいる。
「愛してる?」
「ああ、もちろん」
ソファーの背もたれに腰掛けた亮介は、事もなげにそう答えながら、腕時計に視線を走らせた。
「小枝子さんは幸せね」
「だといいけどな」
「ねえ。どうして小枝子さんを好きになったの?」
『どうして私じゃダメだったの?』と続けたい気持ちを倫子は抑えた。
「何だよ、いきなり…」
実は当の小枝子からもそれを聞かれて答えに困った事があった。
小枝子のよい所ならいくらでもある。美人だしプロポーションはいいし、性格は優しいし、家事はよくやるし、真面目なのにユーモアがあるし、元気で明るいし……
藤堂倫子はソファーに深く腰を掛け、ミニのタイトスカートから伸びる艶めかしい脚を、惜し気もなく晒すように組んでいる。
「愛してる?」
「ああ、もちろん」
ソファーの背もたれに腰掛けた亮介は、事もなげにそう答えながら、腕時計に視線を走らせた。
「小枝子さんは幸せね」
「だといいけどな」
「ねえ。どうして小枝子さんを好きになったの?」
『どうして私じゃダメだったの?』と続けたい気持ちを倫子は抑えた。
「何だよ、いきなり…」
実は当の小枝子からもそれを聞かれて答えに困った事があった。
小枝子のよい所ならいくらでもある。美人だしプロポーションはいいし、性格は優しいし、家事はよくやるし、真面目なのにユーモアがあるし、元気で明るいし……