【詩】Snow☆Twinkle
First
First──*
玄関を開けた途端
視界は
白一色に染められた
いつの間に積もったのか
10cm以上の厚さもある
雪の絨毯が敷かれていた
スコップで
掻き分けるのも良いけれど
やっぱり初めは
自分の足で踏み均す
まだ誰も通っていない
フカフカの道を
ズシ、ズシ、ズシ
長靴が 抜けなくなっても
何のその
自分の足跡が
新しい世界の印のように
次から次へと
踏み歩く
雪の下から
土が見えて来るまで
ズシ、ズシ、ズシ
*