さよならを君に贈る
不戦布告
「潤井君!
学校案内して!」
…でた
俚野光…
「俺じゃなくて他の奴に頼め。」
一言いって俺はそっぽを向いた
「っ~お願い!
他の人まだみんな話しかけにくくて!」
なんだそれ
俺は話しかけやすい奴ってことか?
それとも…他の女と同じ様に俺に近づこうってことか?
いや…別にナルシってわけじゃねぇけど…
「お願い!
お願いお願いお願いお願いお願いお願い…」
イラッ
「わぁったよ!
いちいちうっせーな!!」
耳元でうるせ…「ありがと!」
…………
「はっ?」
「だ~か~ら~…
ありがとって言ってんの!」
そういって俚野はにっこり笑った
その笑顔には…裏のない気持ち悪い程きれいなものがあった