さよならを君に贈る






ついた先は裏門



「で?なんかよう?」


早くしろよ…面倒くさい…


「えっ…と…あたし1-4の酒井真希(サカイマキ)っていうんだけど…知ってる?」



知るかよ




みたこともねぇよお前なんか


俺は首を横に振る



「そっか……そうだよね…」


酒井って女は明らかにショックを受けた顔をした



俺に知られなかったことがそんなにショックか?


女ってわかんねぇ


「わかってると思うけど単刀直入に言うね。
あたし潤井君が好きなの」



……………



「………だから?
俺にどうしろと?」


「えっと……だから…
付き合って」



…………



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