最強なあなたに又恋をする
それから10分位したら先生が来た。
まだ20代後半の若い先生だった。

「じゃ学校案内は任せた。」
「はい。
 畏まりました。」
「気つけろよ?
 何かあったら直ぐに言えよ?
 分かったな。」
「うん。
 有り難う」
それから担任の先生と自己紹介を
した。
山田先生と言うらしい。

30分ほど案内をして貰った。
先生は仕事があると職員室に帰って行った。

ふと私は窓の外を見た。
そこには大好きな人が木の下に座っていた。

私はきずいてないふりをして中庭に出た。
コツンコツン
とヒールが鳴る。
それに気ずいた彼が声を発した。
「誰だ?」
「エッ!?」
私の驚いた声を聞いて振り返った。
「・・・何でいんだよ?」
と冷たく言い放った。
「明後日・・転校してくるから。」
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