最強なあなたに又恋をする
「新しい彼氏はどうしたんだよ?」
「・・・」

「その様子だと、別れたってことかよ?
 俺のことひどい振り方しといて、2年
 しか続かねぇとかふざけんなよ!
 最低な奴だな。」
最低なのは分かってる。
でもあなたを守るにはそれしかなかった。

ほんとにごめんね。
今の私にはその言葉しか言えない。
「ごめんなさい。」

「お前のこと一生許す気ねぇから」
とどこか寂しそうな顔をして言った。
直ぐに私に背中を向けて歩いて行った。

ほんとは大好きだよ。と抱きつきたかった。
でもそんなこと言えるはずもなく彼
の後ろ姿を見ることしかできなかった。
彼とは椿 吾津騎(つばき あつき)
関東№1朱雀の総長
容姿端麗
冷静沈着 
頭脳明晰
運動神経抜群
大手企業の跡取り
不器用だけどとっても優しい
そんな吾津騎は昔からとてももててた。
いまは金髪のブロンドの髪も前は
少し暗い茶髪だった。
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