雨音
【To.美華
RE:
美華には何話そうか。
さっきはかなり傷ついて何も反論できなかった。
たしかに俺は馬鹿だよ。
馬鹿なほど美華にゾッコンだった。
でも美華は違ったんだね。
こんな苦しい恋・・
初めてしたよ(笑)
でもこれもいい経験になるかな?
美華、もう俺のことは忘れて。
俺もなるたけ早く美華を忘れるよう努力するから。
美華は雄哉がすっごく大事なんだな。
俺も雄哉が大事だよ。
こんな裏切られた今でも大切だと思ってるから。
だから雄哉と幸せになれよ?
俺も美華よりもいい女みつけて付き合う!
だからお互い忘れようぜww
辛いことはもうお互い忘れて
新しい一歩を踏み出そうぜ。
だから
最後に言わせて。
美華・・・
馬鹿って言われてもいい。
だから
大好き。
そうだけ言わせてください。
From.紅也】
そう書いてあった。
そりゃあ泣くわなw
そう思い俺は美華を抱きとめた。
「美華・・今からでも遅くないから
紅也に会いに行けよ。」
「・・・でもあたし嫌われてるよ」
「最後に大好きって書いてるだろ。
それはあいつの本気。
行ってこい!
俺は紅也を傷つけて後悔してる
明日あいつと話すからお前も話して来い」
そういい俺は美華の背中を押した。
「・・・ありがと!雄哉・・・」
そういい美華はにこっと笑い出て行った。
「・・美華・・・頑張れよ。」
俺はそういい美華の背中に微笑んだ。