私をさらった強引彼氏。




つやつやとした黒い髪。

スーッとした高い鼻。

鞄を持つ長い指。

透き通ったちょっと茶色の瞳...。





なにもかも全てが
この世のものではないよう。



もし、

この世に存在するものに例えるなら



彼はまるで
――――――――太陽。



「な、なんの騒ぎこれぇ?」


いつの間にか戻っていた奈生は、
口を手で覆って太陽の彼がいる

教室の扉の方を眺めて驚いていた。





< 13 / 48 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop