私をさらった強引彼氏。
目の前にみえるのは…
天井?かな…。
それとこの匂い...。
消毒液みたいな。
もしかして.........。
「保健...室?」
てゆーか...
生きてて良かったぁ...。
「真昼?!!」
この声は...奈生?
私の小さな声が聴こえたのか、
奈生は保健室の入口の方から
駆け足で私のところへ来た。
「よかったぁぁ~……」
「奈生...」
心配してくれてたんだ…。
今日出会ったばっかりなのに、
奈生は大きな瞳をうるうるさせながら
私にすがってきた。