私をさらった強引彼氏。



うわぁ……。
ほんっとに緊張するー…。



こうゆうときって
なんて話しかけたらいいのー...。



「ケガ...とか、大丈夫?」

「へ、平気平気っ」

「ほんとに痛くない?」



さっきまで背を向けていた彼は、
透き通った目で私をじっと見つめた。



そんな目、反則でしょー...。



「えっと...実はこの辺がまだズキズキしてて…」


私はガーゼで覆われている
おでこの端っこを指先で撫でて見せた。


「えっ...マジ?」



橘くんはさっき居た場所から
私のいるベッド付近まで

すっ飛んできた。



「うっ、うん…」




び、びっくりしたぁ……。



だって
いきなり顔近づけるんだもん...







< 24 / 48 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop