私をさらった強引彼氏。
うわぁ……。
ほんっとに緊張するー…。
こうゆうときって
なんて話しかけたらいいのー...。
「ケガ...とか、大丈夫?」
「へ、平気平気っ」
「ほんとに痛くない?」
さっきまで背を向けていた彼は、
透き通った目で私をじっと見つめた。
そんな目、反則でしょー...。
「えっと...実はこの辺がまだズキズキしてて…」
私はガーゼで覆われている
おでこの端っこを指先で撫でて見せた。
「えっ...マジ?」
橘くんはさっき居た場所から
私のいるベッド付近まで
すっ飛んできた。
「うっ、うん…」
び、びっくりしたぁ……。
だって
いきなり顔近づけるんだもん...