私をさらった強引彼氏。
ん?!
しばらくなにが起きてるか
全く分からなかったけど、
目の前の橘くんの穏やかな表情を目にして冷静になった私は、
橘くんの掌で口が塞がれてるということに
ようやく、気がついた。
「それ以上言ったらダメ」
えっ――――――――
声に出そうとした言葉は
口が塞がれてるために呑みこまれた。
「わかった?」
わけがわからず...
それでも流されやすい私は
コクンと首を縦に振った。
その瞬間
私の口は解放された。