私をさらった強引彼氏。
ウインナーを頬張りながら
『恋愛感情』という言葉を意識してみた。
「あのさぁ...もしかして真昼って...」
「へ?」
「初恋...まだ?」
確かに...。
『恋』ってゆう言葉を
異性に意識したことはない...。
も、もちろん同性にも…。
ってことはやっぱり...
「たぶん……。」
「……そっかぁ......」
奈生は「ん~~」
と言いながら眉間にしわを寄せた。
「そうだっ!」
奈生の頭の上に
『ピコン』と、豆電球が光った。