私をさらった強引彼氏。
ガラッ―――――
扉を開けたのは奈生。
「うわ、超美人。」
「人形みてー…」
「かっわいぃ~」
その瞬間に耳にはいりこんだ
男女混声の台詞…。
いやいや、
私じゃないよ、私じゃ…。
「やったぁっ、真昼ぅ!奈生たち席前後だよぉっ」
「マジ?!」
【タネムラ】の時点で
出席番号が近いのは分かってたけど…。
前後ってのはやっぱり嬉しい。
私たちは真ん中の列の後ろの方の席に着いた。
なんか改めて
こうして教室を見渡すと…
高校生、だぁ~~!