この気持ちは永久保存版!
庭に移動するとき、親父がそっと俺に耳打ちした。
「実はな、俺ら高校からの仲なんだ。んで、ひかりが言っていたのは桜澤財閥のお前とタメのお嬢様だ。」
ちなみに、"ひかり"っていうのは俺のお袋。
へぇーなんか特に興味湧かない。
だって、俺に寄って来る女はみんな外見とか肩書きしか見てないし。
女はみんな同じなんだよ。
だから、彼女なんて特定の奴はいない。
そんなことを思っていると、庭に着いてた。
そこには、綺麗なドレスを身に纏った1人の女の後ろ姿が見えた。
「愛梨沙?新城財閥の皆様よ。挨拶しなさいね♪」