この気持ちは永久保存版!

「……ぅわああ~!!!さっきの湖だ!!」



なんと其処には、さっきオリエンテーリングのときに見た綺麗な湖が広がっていた。



良かったぁ~。

これでとりあえず、湖っていう目印が出来た。



湖の波打ち際辺りにある大きな木の下まで行って、休憩にと腰を下ろした。



そうだ!
綾夏たちに連絡しよ!

そう思って携帯を取り出した。




―――――が。

「なんで~?こんな時に圏外とか…使えない…。」


うそ―――ん!!

もう…どうしたらいいの?


携帯が使えなければ連絡出来ないよぉ。



もしこのまま帰れなかったらどうしよ……。



そんな!!

あたし行方不明なんかなりたくない!!!



さっきはまだ明るかったけど、今は夕日がかってる。

辺りがオレンジの光によって美しく輝く―――。




――――ガサガサッ


もう嫌……。

あたしは怖くなって立ててた膝に顔を埋めた。


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