この気持ちは永久保存版!

―陸人Side―

俺……いつまで“これ”に耐えられるんだろうか。


答えは自信持って言える。

俺は無理だ!



だって、耐えられる方が絶対おかしいと思う。


俺はさっき、昼寝から丁度起きたところだった。


広場に帰ろうと思って立ち上がってみると、大きな木の下に小さな人影が見えた。



不思議に思って近づいてみれば、昨日ぶりの愛梨沙だった。


でも、いつもと違う愛梨沙を見て声を掛けたら、急に抱き着かれた。


本当にいきなりのこの事態に驚きながら、愛梨沙に尋ねてみると…

彼女は泣いているようだった。



泣く姿を見るのは初めてだったけど、よっぽどのことがあったんだと思って、落ち着くまで待つことにした。


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