この気持ちは永久保存版!
それからお互いの中に会話が出ることはなく、数分でみんなのいる広場に着いてしまった。
何故だか着くまでがすごく長く感じた。
なんでだかは考えれば考えるほど分からない。
ずっと考えていてもしょうがないから、すぐに頭の中を切り替えようとした。
「そんじゃあな。」
「あ、うん。…ぁりがと…。」
今の愛梨沙の顔が寂しい表情に見えたのは、俺の勘違いなのだろうか…。
もう一度愛梨沙を見ようと振り返ってみると、友達に囲まれながら安心したような笑顔を見せている愛梨沙がいた。
「陸人様ぁ~!一緒にあそびましょぉよぉ~」
「あんた何言ってるの!?あたしが陸人様と遊ぶの!!」
「あたしだから―!!!」
またかよ…。