四つ葉のクローバー



星波が指差した先には大きな虹がかかっていた。



『きれぃ。』



柚菜は目を真ん丸にして虹を眺めている。


僕は、こんな柚菜が、キラキラした目をしている柚菜が大好きだ。



シートに座ってランドセルを降ろす。



『もうすぐ卒業だね〜。』
< 62 / 86 >

この作品をシェア

pagetop