愛し-kanashi-

最悪の結末は最悪



空を後にして俺は病室へ戻った。
ドアを開けると1人の女が椅子に座って携帯をいじっていた。

「おかえり」

そう言って女は俺に笑顔を見せた。

「お前いきなり何で来たんだ」

「お前ぢゃなくて遥香でしょ?」

遥香はドアが閉まると同時に俺の唇に自分の唇を重ねた。
遥香は俺と同じもう一つの世界で歌を売ってる歌姫、そして俺の彼女。

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