愛し-kanashi-
もっと空を見たい。
そう思って俺は病室から出て、松葉杖つきながら病院の屋上へと向かった。
屋上はとても気持ちよかった。
そして、新しい歌が生まれる。
メロディーを口ずさんでいると誰かの声が聞こえた。
「良いメロディーだね。」
その声がした方向を向いたら、そこには一人の女の子が立っていた。
「誰?」
俺はその子に問いかけた。するとその子は「彩華。貴方のファンだよ?」と答えた。
そして「もっと歌ってよ。歌聴きたい。」と言った。
俺はその願いに答えた。
なんでかって?そんなの簡単だ。
この空の下でもっと何かを歌いたかったからだ。