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そう仕方ないから。


それだけなんだから…。



目を閉じながらもまだある意識。この時間はいろいろなことを考えてしまう。




私は、一体何をしているんだろう……――



人は生き甲斐がないと生きていけないと言うのは強ち間違っていない。



例えば私。



生き甲斐がないと私みたいになる。



私に何かの目的があるとすれば…


まぁ私よりも売れないキャバ嬢達の争いを観測すること。


後は…………


まぁあるけど。



そんなことを思いながら見開いてトシさんの寝顔を見る。



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