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「忙しいんだね」



「ああ。まあな」



「だったらわざわざ家まで来なくても良かったのに…。」



皮肉を言ってしまう私はどうも可愛くない。




「拗ねんなって。明日は夜空くからお店行ってやるぜ?"雪"ちゃん」



「その名前で呼ばないで」


「機嫌がわりぃわ、こりゃ。」



「お店に来てくれるのは大歓迎だよ。高いのよろしくね。別にトシさんいなくても十分稼げてますけど」



「まいったな。この前ボトル開けたばっかだ。…なんなら同伴行くか?」



「すみません。私も売れない訳じゃないんで…」



明日…違った今日は永川様と同伴する予定。



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